「Standart Japan」はコーヒー好きなら絶対チェックしておきたい1冊です!PR
いつのころからか、ワタシの中で雑誌は流し読みするものとなってしまいました。
特に最近はデジタルコンテンツが多く生活に入り込んできて、とにかく情報量が多い。
その流れで雑誌もデジタルも、なんとなく消費している人も多いのではないでしょうか?
そんな中、とある素晴らしいmagazineに出会うご縁がありました。
その本は「Standart Japan」。
まるで一本の映画を読むような、そんな一冊です。
Standart Japanとは?
恥ずかしながらその存在を知らなかったのですが、もともとはスロバキアでスタートしたコーヒーのカルチャー誌とのこと。
今では世界53か国以上に取扱店があり、その日本版も2017年に発行され、現在は第4号が発売されています。
そしてありがたいことに今回、日本版の編集長様より献本していただき(ありがとうございます!!)、コーヒー片手に連休を使って熟読させていただきました。
~紙媒体こそが、洗練されたデザインを通して世界中から届く素晴らしいメッセージを伝える最適な手段~
その理念のもとに作られている本らしく内容は実に充実しており、普段見慣れたデジタルコンテンツとは一線を画している印象。
まず最初にページをぱらっとめくったところ、なによりそのコンテンツ量に圧倒されました。
「これはしっかり腰を据えて読みたい」
そう思える1冊です。
構成は3つのセクション
本誌の内容は大きく分けて次の3つのセクションに分かれています。
・COFFEE
遺伝子工学がコーヒー業界に与える影響、生豆の輸入方法やアートとコーヒーの関係性。
それからパプアニューギニアのコーヒーの歴史まで。
普段コーヒーを口にしている人でも恐らくあまり意識しないであろう、コーヒーに対する少し違ったアプローチを楽しむことができます。
特にパプアニューギニアのコーヒーに関しては知らないことが多すぎて。
日本のお茶の栽培と同じで、コーヒーもそれぞれの地域で真剣に向き合って育ててくれてる人がいるんだなー、大事に飲まなきゃいけないなー、という気になりました。
やはりどんなプロダクトでも、その向こう側にいる人の思いをいかに感じられるか。
それが一番大事だし、それをこのような形で伝える媒体は非常に貴重ですね。
このパートだけでもStandartを読む価値が充分ある、ワタシはそう思います。
ところで取材にどれだけ時間かかってるんだろう?
・PEOPLE
ここではショップの皿洗い担当からカフェ専門のコンサルタントにまでのし上がったEden-Marie Abramowicz氏のインタビュー、コーヒーショップのカウンターの内で起きている差別、コーヒーの価格変動に対する関係企業の向き合い方(リスクマネジメント)などがピックアップされています。
中でも興味深いのがカフェで聞こえてくる会話。
コーヒーショップに腰かけていると、隣席の会話が耳に入ることってありますよね?
つい聞き耳を立ててしまうのは、人間だからしょうがないこと。
その会話のパターンがユーモアたっぷり(時々チクッと痛いところを突いてくる)に紹介されていて、思わず「あるある」と笑ってしまう、そんな内容がたまりません!
「カフェは会話のためにある」
その言葉がとてもしっくりきます。
・WORLD
ラストは世界のコーヒー。
個人的にはシアトルのコーヒーショップ案内がおもしろかったー!
なかなか行く機会はないけれど、読むだけで訪れた気になれるのが嬉しいところ。
しかも写真でなく、イラストで紹介されている点が◎。想像力が刺激されますね。
またデザイナーの林洋介氏のインタビューも良かった。
※OMOTESANDO KOFFEE、KOFFEE MAMEYAのインテリアデザインを担当された方
特に最後の「修行僧~」のくだりが個人的に非常に共感!
素敵な雑誌に熱い編集長あり
なにより冒頭のStandart Japan編集長・室本さんの手紙にグッときた!
もともとイチ読者としてStandartを愛読していた室本さん(当時オランダ在住)。
ある日、「Standart Japanがスタートする」との文字を発見されたそう。
そして、いてもたってもいられずその場で「なにか手伝えませんか?」とアプローチして今に至る、これぞまさに初期衝動の素晴らしさ。
そんな編集長のつくる雑誌がコーヒー好きを惹き付けない訳がないですよね(しかも釣りがお好きときた!)!
ワタシも染まった一人です。
定期購読にはコーヒーがついてくる
Standart Japanを公式サイトで定期購入すると、もれなく世界のロースターやコーヒーショップから選ばれたコーヒー豆が届きます。
サンプルですが、Standart Japanを読みながら飲める分はあるので同じ買うなら定期講読がおすすめ。
さらに年間購読だと10%オフで購入できるみたいですよ!
季刊紙なので年4回の発行となっています。
ちなみに今回のサンプルコーヒーは、ニュージーランド発・Coffee Supremeが焙煎した「エチオピア SEDE WASHED」。
※GOOD COFFEEのサイトで編集長自ら淹れ方を教えてくれてます→GOOD COFFEE:BREWING with TOSHIKAZU MUROMOTO of STANDART JAPAN
うちの奥様でも飲めるくらい、フルーティーでおいしかったです!というかほとんど飲まれてしまったー。
やはりエチオピアのコーヒーは水洗式の方がクリーンな味で良いですね。
※通販でも買えます→Coffee Supreme Japan
Standart Japanはどこで買えるの?
定期講読以外にも購入場所はあります。
まずはコーヒーショップ。
全国約70店舗で取り扱いがあり(記事公開時)、理念に共感するお店はこれからますます増えていくんじゃないでしょうか?
愛知だとBASE COFFEE、Maquet Coffee、それからAPOLLO COFFEE WORKSで取り扱ってるとのこと。
京都のKURASU KYOTOにもあるみたい!!そういえばインスタに載ってたような。
あと我が故郷、宮崎の「恋史郎コーヒー」にもある!
次の帰省で行く予定たててるけど、年末だからお店が開いてるか不安です。
ちなみにAmazonにも並んでますよー、すでに創刊号はプレミアがついている。どこかにバックナンバー残ってないかな??
取次店も募集中とのことで、気になるコーヒーショップ関係者の方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
※Wholesaleについて>>
まとめ:次号も楽しみ!
次の発行は初夏あたりでしょうか?
それまで第4号を繰り返し読みながら待つことにします。
個人的には今後も変わらず、釣り人へのコーヒー啓蒙活動をこっそり続けていく所存です(最近行けてないけど、、)。
そのうち釣り×コーヒーのmagazine(ZINE?)でも作りたいなー。いつになるか分かりませんが!
※YouTubeチャンネルでもご紹介しています。おまけのコーヒーを淹れながら撮影してみました、よければご覧ください▼
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