STANDART/コーヒーと活字が出会う場所
「誰もがおいしいコーヒーを楽しめる世の中になってほしい」
そんな願いからスタートしたコーヒーのインディペンデント誌「STANDART」。ワタシも愛読しているものなのですが、その誌面が13号を機にリニューアルされたという事でご紹介(そして今年で3周年!)。各界のプロフェッショナルへのインタビューや、普段日本でコーヒーを飲んでいるだけでは気づけないコーヒーに関する問題など、日本で手に入る本の中では異色の存在なんじゃないのかな。コーヒー好きな方にぜひ読んでいただきたい、そんな1冊です。
コーヒーの迷信
今までと比べると、まず表紙のレイアウトが違っているなぁという印象。国内の雑誌ではなかなか見かけない感じがしてかなり好印象。部屋に一冊あるだけで雰囲気が良くなりそうですね。ちなみに今号のデザインはフォトショップ使ってないみたい、かなりのNGを積み重ねた上での撮影になったのではないでしょうか??
で、個人的に気になったのが冒頭のテーマ「コーヒーの迷信」。
「カプチーノはイタリア生まれである」「タンピングには15㎏の力をかけるべき」「エスプレッソは出されたらすぐに飲まなければいけない」
これ、コーヒーを勉強してるといつの間にか頭に刷り込まれている、いわゆる暗黙の了解みたいな話題ですよね。詳しくは本書を読んで頂くとして、まあ、何にしろ常識を疑ってみる事の大切さを教えてくれるナイス記事でした。
より親しみやすく
全体的に、これまでのスタンダートよりも専門性はそのままで、より親しみやすい紙面になったのかなぁという印象を受けます。定期的に発行されるコーヒーの専門誌というと、主に中の人向けの物が多い印象なんですけど、スタンダートはコーヒーを始めたばかりの人でも普通に読み物、そしてある種の聞き物として楽しめるような気がします。表面的なコーヒー器具や抽出レシピを紹介している雑誌やウェブサイト(このブログも!!)だけでは得られない情報が満載で、例えるならワールドワイドにコーヒーラバーの井戸端会議や研究機関の何気ない会話を、すぐそばで聞いてるような、そんな感覚でしょうか?
で、今書いてて思いました。スタンダートの音声版があると嬉しいなぁ。ポッドキャストやボイシー的に気軽にアクセスできるイメージで(チャプター毎に分かれてるイメージ)。それなら、例えば毎日忙しい人でも楽しめるのかな、と。
といっても大前提として個人的には、スタンダートを読むための時間と空間と、そしてもちろんコーヒーも用意して、お気に入りのチェアに「どっこいしょ」と腰かけてじっくり読むスタイルを大切にしたいのですが、まあ、そのへんは個々のライフスタイルもあると思うので音声が良ければ音声、活字がいい人は活字を、と選べばいいと思います。
あ、そういえば毎週末に届くメルマガもスタートされてます。なかなか読み応えがある内容なので、まだ登録してない方はぜひ!コーヒー好きの方にとっては、朝起きて無意識にネットサーフィンするよりも100倍くらい有意義に時間を使えると思います。
ちなみに今号のサンプルコーヒーは、オーストラリアのスペシャルティロースターArtificer Coffeeのコロンビア Finca Loma Linda。読書と一緒に貴重なコーヒーが楽しめるなんて、最高ですね。
YouTubeでもご紹介してますので良ければご覧くださいませ。
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