初心者パパの知多半島ウキフカセ釣り入門!第4回:「ウキの選び方」

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興味はあるけど、今までなんとなく手が出せなかった堤防の「ウキフカセ釣り」。

「今年こそクロダイを釣り上げて、家族にいいとこ見せてやりたい!」

そう密かにお考えのお父さんにこっそり読んでもらいたい、そんな「ウキフカセ釣り入門」を更新していこうと思います。

頑張って釣りの本格シーズンまでには書ききろうと思います!

そんな第4回目は「ウキの選び方」です。

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ウキの種類をざっくりと分けると

・円錐ウキ

・棒ウキ

この2種類に分けられます。

ウキの役割としては、

・サカナのアタリを取る

・仕掛けを狙いのポイントにキープさせる

・ウキ止めを使うことで、狙いのタナ(深さ)をキープできる

・潮に乗せて流すことができる

こういった点があります。

まずは円錐ウキから。

よく「どんぐりウキ」と呼ばれたりもするように、どんぐり型をした見た目をしているものが多いです。

ただ多くの種類が出回っているので、必ずしもどんぐり型になっているとも限りません。

まん丸い形だったり、細長ーい形だったり、使い方や狙う魚によって様々です。

円錐ウキのメリットは?

なんといっても扱いやすい!

基本的にウキ自体に自重がしっかりありますので、

・狙ったポイントにキャストしやすい

・水面に着水した後もライン操作を行いやすい

・波が多少あっても安定しやすくサカナのアタリを取りやすい

・遠投しやすい

・仕掛けが絡みにくい

ザッと上げてもこれくらいのメリットがあります。

その中でも安定感がある、というのが個人的に利点かなーと思って使ってます。

それに、なんといっても円錐ウキが水中に沈んで行く様子が素晴らしいんです!

ユラっとウキがふらついたと思ったら、一気に沈んでいくとともにジワーっとウキが見えなくなる、一度みたら円錐ウキの虜になること間違いなしです!

また、円錐ウキはデザインが豊富な気がします。

棒ウキだとシルエットや模様などが限られやすいですが、円錐ウキだとカタチ、カラーなど様々です。

個人的にはワタシが小学生の時に発売されたDUELの「グレシード・シリーズ」が史上最高のウキだと思っています!

DSC_0147

見た目、性能、ラインナップ共に完璧です。

もちろん新品では出回っていませんので、釣具屋さんの中古コーナーなんかで見かけたときは即購入をおすすめします!

復刻して欲しいウキNo.1です。

知多半島で使う円錐ウキのサイズはB~3Bくらいの間でだいたいのポイント、状況はカバーできると思います。

こんなのとか、

このへんとか、

このあたりを選んでおけばとりあえずはOKだと思いますよ。

ここで気をつけたいのが価格のこと。

よく200円とか300円くらいで新品で売ってるものがあるんですけど、ワタシの経験上あまり長持ちしないです。

塗装が剥げやすかったり、傷つきやすかったり、表面に亀裂が入ったりと気になることが多かったです。

ただ、初期の入門編として使うならもちろんアリです!

ウキって案外無くしたり引っ掛けてロストしたりして、一瞬で1000円がパーになることもありますので、、。

円錐ウキが活躍するポイントは?

基本的に波のあるテトラ際とか、水面がざわざわ落ち着いていないところで使うのが良いです。

もちろん波っ気が全くないポイントでも使えます!

まあ、言ってみれば基本的にどんなポイントでも使えますよ!ということ。

そして扱いやすいのは基本的に浅いタナを狙うとき。

といっても大きな重りを使えるウキだったら水深10メートルとかでも狙えますよ!

つまり狙うポイントと深さ、そして潮の流れなどの状況を踏まえてウキのサイズを選択すれば、ほぼオールマイティにいけちゃいます。

ただし、目線が海水面に近い釣り場から狙う場合はウキが見づらいです。

2,3メートルはある堤防から見下ろすくらいの角度があったほうが視認性は良くなります。

棒ウキのメリットは?

変わって棒ウキのメリットはどんなものがあるのでしょうか?

なんといってもアタリの取りやすさが秀逸です。

代表的な棒ウキといえばこの辺ですが、

先端部分がカラフルなカラーが規則的に配色され、ちょっとしたアタリもウキに変化として現れます。

例えばサカナがエサに触っただけでもウキに変化が出たりとか、俗にいう「感度が良い」と言われているのが棒ウキの特徴です。

なのでサカナが警戒してなかなかエサを食べない、とかアタリか根がかりかよくわからないなーという時に、棒ウキを使うときれいにあたりが出ることがあります。

水面に浮かんでる姿も美しく、いかにもウキ釣りをしているっていう気にさせてくれますね!

棒ウキのデメリット

ただし、もちろんデメリットもあります!

まず、風に弱い!海水面に出ている部分が多いのでその分、強風や波に煽られ安定しません。そうなるとアタリが取りにくくなってしまいます。

それに操作がしやすいとは言えないんですねー。

仕掛けを投入するときに絡みやすいです!短いものでも20センチとか、30センチとか。

特に夜釣りで使う場合は細心の注意をはらわないと、釣りにならなくなることがあります。

これは良いのか悪いのか分かりませんが、感度が良すぎて早アワセになりやすいです。

どういうことかというと、サカナがまだエサをしっかり咥えてないのにウキには大きなアタリが出ているので反射的にアワセてしまうんです。

棒ウキを使う場合は、円錐ウキの時よりもひと呼吸おいてから落ち着いて合わせたほうが良いです。

知多半島で棒ウキを使う場合、1号前後のものがあれば十分対応できると思います。

また、棒ウキといっても小さいタイプのものもあります。

小型棒ウキと呼ばれるタイプで、比較的浅いタナを狙うときに使われます。

たとえばこんな感じのものです。

DSC_0115

これはワタシが愛用している「ギンナン」のウキ、桐でできていて全て手作り。

もちろん日本製です!

東海地区ではほとんど見かけませんが、少し前に近所のイシグロ名東引山店に並んでるのを見かけました!ナイスチョイス!

小型の棒ウキはとにかく感度が良いです!

サカナが水面近くまで浮いてる場合に特に有効です。

これはウキが沈む際に、引き込み抵抗が小さいからサカナにあまり違和感を感じずエサを食べてくれるのかなーと思っています。

「ギンナン」もいいけど、「キザクラ」もしっかりした作りで有名です。

最初はこの辺から使ってみるのがいいかもしれません。

こちらは超ロングセラー、釣研のBMウキ。

小学生の頃使っていたんですけどデザインが素晴らしいです!見た目で選ぶならおススメです。

ちなみに棒ウキの中でも「自立」と「非自立」タイプがあります。

詳しくは触れませんがその名のとおり、自立タイプは重りを追加しなくても勝手に水面に垂直にたちます。

自立タイプの方が慣れていないうちは扱いやすいです!これは使ってみれば分かります!

(そもそも棒ウキで重り負荷1号、2号あるものを使う場合、フカセ釣りというのかウキ釣りというのか解釈が曖昧になってしまってますが、ここではあまり触れないでおこうと思います)

ウキの浮力に対する考え方をざっくりと

ウキをみると、数字と英語の組み合わさった表記があるのに気づくと思います。

こちらだったら「2B」というサイズです。

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この場合「このウキがどのくらいの重さに耐えれるか」ということを示しているんです。

たとえばハリスや道糸、サシエサ(オキアミとかコーンとか)をセットした仕掛けにガン玉の2Bサイズを付けるとギリギリ水面に浮きますよ、となります。

ちなみに表記は数字が大きくなるほど浮力が大きくなります。

B<2B<3B、さらに0.5号<0.8号<1号、、、

といった具合です。

さらにBより下には00<0<G5<G3といったサイズもあります。

このへんまでくると、ほとんど浮力がないので浅いタナで食い渋るサカナを狙うときに使います。

知多半島だと2ヒロ(約3メートル)くらいで大型チヌが釣れることがありますので、案外出番が多いサイズでもあります。

エサ取りがほとんどいおらず、浅いタナを狙う場合は仕掛けに重りをつけずに完全フカセで仕掛けを流したいので「B」や「0」あたりを。

反対にエサ取りが多く、さらに狙うタナが深い場合(5~10メートルくらい)は3B、4B、もしくは0.5号、1号など、重り負荷が大きいものを使いガン玉を多く付け、一気に仕掛けを底まで届けます。

もっというと、潮の流れが速いときはタナが浅い場合でも大きいサイズを使って重りを付け、仕掛けを安定させたりします。

釣りやすさとしては、、

潮流が緩やかで狙うタナが浅い<潮流が緩やかで狙うタナが深い<潮流が普通で狙うタナが浅い<潮流が普通で狙うタナが深い<潮流が速く狙うタナが浅い<潮流が速く狙うタナが深い、の順で難易度が上がります。

ざっとこんな流れかなーと思います、特に潮流が速くタナが深い、というのはかなり難易度が上がりますので、ウキフカセで狙うのは諦めたほうがいいかもしれません(この場合はウキを沈める釣法に分があります)。

サイズ表記や浮力に対する考え方には各メーカーによって違いがあるような気がしますので、そのへんはお店の人に聞いたり、メーカーに問い合わせてみたり、もしくは自分で一度使ってみる(これが一番効果的!)なりしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

棒ウキ、円錐ウキ、それぞれメリット・デメリットがありますが、状況に合わせて色々使い分けて見るといいと思います。

ワタシにとってはデメリットだと思うことがあなたにとってはメリットだったりすることもあるかもしれません。

それに両方使っていけば、なんとなく自分に合うウキのタイプが分かってくるような気がします。ウキにも相性があるということですね!

ちなみにワタシは円錐ウキ派です!!

※といっておきながら、最近はこのウキがお気に入り→チヌ釣り用に「遠矢グレスペシャルSP80-18」をイシグロで取り寄せてもらいました!

ここまで読んでいただいてありがとうございます!

次は初心者パパの知多半島ウキフカセ釣り入門!第5回:「仕掛け用小物の選び方」へどうぞ!

▼初心者向け入門記事はこちらです!

初心者パパのための知多半島サビキ釣り入門!全7回分の記事をまとめました!

「初めてのクロダイ(チヌ)をウキフカセで釣りたい!」の記事:全8回をまとめました!

もし自分が釣り初心者だったとして、堤防でウキフカセ釣りを始めるならこの組み合せにする!

もしワタシが子供を近所(名古屋近郊)の川にサカナ釣りに連れて行くとしたら、こんな道具を揃える!

【保存版】知多半島・南知多の初心者向け海釣り(&プチ観光)マップ!新舞子~豊浜・師崎周辺!

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