初心者パパの知多半島ウキフカセ釣り入門!第3回:「ラインの選び方」
興味はあるけど、今までなんとなく手が出せなかった堤防の「ウキフカセ釣り」。
「今年こそクロダイを釣り上げて、家族にいいとこ見せてやりたい!」
そう密かにお考えのお父さんにこっそり読んでもらいたい、そんな「ウキフカセ釣り入門」を更新していこうと思います。
頑張って釣りの本格シーズンまでには書ききろうと思います!
そんな第3回目は「ラインの選び方」です。
道糸とハリス
ウキフカセ釣りで使う釣り糸は基本的に2種類あります。
それが「道糸」と「ハリス」です。
その使い分けは簡単で、道糸はリールに巻いてある糸のこと、ハリスは道糸の先(サカナ側)に取り付け糸で、その先端に釣り針を結びます。
釣り糸といってもピンキリで、安いものもあれば高いものまで様々です。
ただ、あまり考えすぎてもしょうがないので今回はざっくりみていこうと思います。
道糸の役割
道糸の役割は、仕掛けをコントロールすることです。
基本的に道糸部分にウキやオモリ(ガン玉など)を取り付けます。
イメージとしては、仕掛けの軸の役目を果たしているんです。
ウキフカセ釣りで、仕掛けをコントロールすることがものすごーく大事なので、すなわち道糸の操作性には高いものが求められます。
なので、道糸はできるだけいいものを使ったほうが良いです。
大きいボビンに500メートルくらい巻かれた糸を使うのは、できれば避けたほうが良いです。
別に悪くはないんですけど明らかに糸グセが取れなかったりしてストレスが多くなります。
こういう系の▼
もちろん、ぶっこみ釣りや糸をものすごく消耗するような釣りではとても役立ちます。
あくまで軽い仕掛けを使い、シビアなラインコントロールが求められるフカセ釣りにおいてはベストではない、ということです。
買うならこの辺がおすすめです▼
なんといっても白いラインはものすごーく見えやすいです!
繊細な仕掛けを操るこの釣りではラインが今どこを漂っているかというのを常に気にする必要がありますので、視認性はなのよりも優先されても良いと思います。
それと同時に気にするポイントが、その糸が沈むタイプか?浮くタイプか?
浮くタイプは常に海面を漂っているのでライン操作がしやすいです。
竿先をちょんちょんと動かすだけで糸の向きを変えたりできるので何かと良いです。
デメリットは風に弱い点!
浮いている、ということは風の影響を受けてしまいます。
たとえば風の向きと潮の流れが反対だったら、仕掛けと糸が反対方向に引っ張られ、安定しません。
そんな時は沈むタイプの糸を使うのが良いです。
ラインの太さも気になるところ。
ざっくりですが、堤防のフカセ釣りでは1.7号前後のものを使っておけば問題ないと思います。
1.5号とか、ちょっと太めだと2号とか。
このへんは竿やその他の仕掛けとのバランスも関係してくるんですが、はじめはあまり気にせずこの辺の太さを使いましょう。
というわけで、道糸に関しては白い色で、浮くタイプで、1.7号前後のものを選ぶといいですよ!(独断と偏見です!)
ハリスについて
ハリスというのは、釣り針が結んである糸のこと。
つまり、サカナに一番近い位置にあるとても重要な仕掛けの要素の一つなんです。
なのでできるだけサカナに気づかれない、違和感を持たれないような性能が求められます。
といことは必然的に「細く」「強い」という、相反する問題を解決しなければいけません。
ただし、今の釣り糸はものすごく進化しているのでよほどの粗悪品でなければ普通に使えます。
太さはだいたい1号から2号くらいの間を使います。
障害物がないような場所だと1号でも十分大物を釣り上げることができます!
もっと細い0.8号くらいでもいけるかも?
2号はテトラポッドや岩など、障害物が多い場所で使うといいです。
ワタシのおすすめはこのへん▼
安くて強い!釣り糸の代名詞。ワタシが小学生の頃から使っています。デザインもほぼ変更なし!かっこいいです。
ナイロン製なので軽く、しなやか。仕掛けを軽くまとめたい時にはナイロンが良いと思います。
あと、浅いタナにふわふわと餌を漂わせたいときにも良いです。
これも昔からある!本気のプロ仕様ですが、釣りでも使えます。フロロカーボンなので、根ズレなどに強いです。つまり障害物が多いところで使うのに向いています。テトラポッドとかですね。
お次は泣く子も黙る、シーガー。
ここまでくると、値段も一気に跳ね上がります。ここぞ!という時に使いたいです!
そういえば昔、高橋哲哉師がこれ使ってるの見て憧れて小学生のお財布には優しくない、このへんのハリスも頑張って使ってた時もありました。
もちろん今でも売ってます!
でもデザインが少し変わったのが残念。
糸の性能も大事だけど、それ以上に大切なことがあります!
それは、こまめに傷などがないか確認すること。
そして、もし少しでも傷やささくれができていたら新しものに交換すること!
これさえ守っていれば、たとえ安い糸を使っていてもそうそう切られることはありません。
反対にどんなに性能がよいラインでも、少しでも傷ついてるとちょっとした衝撃で糸が切れます。
ワタシは必ず仕掛けを回収するごとに、針からハリスにかけて指をすべらせ、傷がないか確認しています。
たぶん、ある程度ウキフカセ釣りやってる人なら無意識にやってると思います、それだけ大切な事です!
逆に、ハリスチェックを欠かさずしている人は、ある程度腕がいいとも取れます(ワタシを除く!)。
せっかくかかった大物を逃がしたくありませんよね!
初心者パパにおすすめの糸選びは?
というわけで、あまり詳しく調べ出すとどれを買えばいいのかわかりにくくなってしまいますので、このへんで一区切り。
まず道糸は「見やすく」「操作しやすい」もの。
ちょっと値が張りますが、これをおすすめします。道糸の糸グセがすぐとれるし、見やすさも抜群です。ストレスフリー。
で、ハリスはそこまで高くなくてもこまめな傷チェック、交換をすればじゅうぶん大物にも対応できます。
ということで、
このシリーズを1号~2号の間を揃えておけばいいと思います。
障害物が少ないポイントだったらハリス1号でもじゅうぶん40センチ台のクロダイも釣り上げることができますよ!
ちなみにナイロンは水分を含みやすい(つまり劣化が早い)という性質があるみたいなので、こまめに交換したが良いと言われています。
あ、ここまできてアレなんですけどハリス、道糸含め号数が大きくなるほど太く、強くなります。
例えば1号より1.2号、1.2号より1.5号のほうがより強いです。
とりあえず、糸はこの辺を選んでおけば間違いないと思います。
ハリスは細ければ細いほどサカナの喰いが良くなるんですけど(一般的に)、すなわちそれは大物がかかったら切れやすい、ということの裏返しでもあります。
できるだけ細い糸で、できるだけ大きいサカナを釣り上げたい。
その狭間で釣り人は糸選びに一生懸命になるのです。
しかし、奥様には「そんなの何を使っても一緒」と一蹴されることは明らかです。
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
次は初心者パパの知多半島ウキフカセ釣り入門!第4回:「ウキの選び方」へどうぞ!
▼初心者向け入門記事はこちらです!
・初心者パパのための知多半島サビキ釣り入門!全7回分の記事をまとめました!
・「初めてのクロダイ(チヌ)をウキフカセで釣りたい!」の記事:全8回をまとめました!
・もし自分が釣り初心者だったとして、堤防でウキフカセ釣りを始めるならこの組み合せにする!
・もしワタシが子供を近所(名古屋近郊)の川にサカナ釣りに連れて行くとしたら、こんな道具を揃える!
・【保存版】知多半島・南知多の初心者向け海釣り(&プチ観光)マップ!新舞子~豊浜・師崎周辺!
▼こちらの記事も良く読まれています!
・【2016年12月】知多半島・鬼崎漁港でクロダイ調査!この時期でも釣れるのか?→釣れました!
・クロダイ(チヌ)のフカセ釣り用マキエの押し麦を黄色く加工する方法!