「コンサル一年目が学ぶこと」を読みました/大石哲之著

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ここのところ初心に戻って仕事にあたろうと思っていた矢先、たまたまネットで見つけた本を読んだらこれがなかなかおもしろかった!

はじめはコンサル会社に入るような人たちに向けて書いてあるのかな〜と思ってたら、むしろ社会人一年目の人にも読んでもらいたい、そんな新人研修のような内容で。ワタシにとってこのタイミングでこの本を手に取ったことに何か意味があるんじゃないかな〜と勝手に妄想しながら、忘れないうちに備忘録として書き残しておこうと思います。

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数字というファクトで語る

これ、感情やパっと見の印象が先にきてしまうと疎かになりがちですよね。

「ワタシが好きだから売れるはず」「周りの人がみんな持ってるから人気があるはずだ」「あのお店は夕方4時ごろには閑古鳥が鳴いてるからじき廃業するに違いない」

ブログをやっていると肌で感じるんですけど、自分が好きなものについて記事を書いたら読まれるわけではないし、みんなが持ってるからって国中の人が持ってるわけではない(もちろん逆もある)。

それに潰れそうだと思ってる店も、実は早朝にピークが来る営業スタイルかもしれませんよね。

できるだけ数字を元に現状を把握し、次のアクションにつなげていきたいものです。9分目まできて、実は方向性が真逆だった、、なんてことを想像するだけでゾッとしますよね。

ちなみに実績の少ない新人時代こそ、数字をもとに話する癖をつけておくと良いと、本書には書かれていました。確かに事実をしっかり伝えることによって「お、若いのにやるねぇ」と思ってくれる人もいそうですしね(逆パターンもあり得るので社会はなかなか難しくて厳しい、、そこがおもしろい!)。

上司の期待値を超える

これも仕事に限らず気にしておきたいですね。

上司に限らず「妻」でも「友人」でも「お客様」でも、なんでも当てはめて考えることができると思うんですよね。

ブログに関していえば「読者」としてもいいですよね。この情報過多な時代にあってアナログな文章(+静止画)で何かを伝えるにも(例えばコーヒー器具の解説を聞きたいなら公式サイトを見るのが1番だし、)個人ブログが表面上のスペック紹介だけで勝負してもダメなんですよね。

そこでワタシたちの様なブログ書きは、率直な感想を書くことで読者の期待値を少しだけでも超えることができます。公式サイトにはおそらくネガティブなことってあまり書いてないですよね?そこにワタシたちは突っ込んで行くことが(忖度なしに)でき、よりリアルな情報を読み手に伝えることができるんです。

「ちょっとだけ、ちょっとだけ」の気持ちで期待を超えていくことを繰り返していけば、そうじゃない人に比べて1年後には大きな差が出てくるんじゃないでしょうか?

ただし、相手の気持ちを考えず良かれと思ってアレコレやりすぎるのは考えようですよね。。大人は難しい(いや、子供の世界でもそうかも)。

仮説思考

これ、ワタシもこれまでさんざん言われてきた気がします。

常に意識することで仮説が当たる確率も高くなると思う一方、まだ経験が少ない段階だとどうしても知識・経験不足による思考幅の狭さゆえに「何から考えればいかわからない、、」ってなりがちだと思うんです。若い人(若くなくても経験・思考回数が少ない人もそうかも)はその点で不利ですよね。

今振り返ると、ワタシも20代前半の時は経験不足をカバーすべくひたすら本を読んでいた気がします。もちろんそのすべてに即効性があったか?と言われれば全然そんなことはなくて、むしろ周りからは「頭でっかちになるよ」と言われる始末。特に10才くらい上の世代の人たちによく言われてた気がする。

でも40手前にして当時書いてた読書ノートを読み返したんですけど(まさにこの記事書いてる前夜に)、無意識のうちに本から学んだことを仕事に活かせていたタイミングもあったなぁと、今になって気づきました。なのでやはり若いうちから読書習慣はつけておいた方がいいなぁと思います。ちょっと話がそれましたね。もちろん読書だけじゃなく、若いうちにひたすら行動することも同じくらい大事!です。

スピードと質を両立する

やっぱりできる人ってこれができてますよね。憧れます。

最近だとセブンイレブンのブルーマウンテンブレンド(コンビニコーヒー)を飲んでけっこう美味しいと思ってしまたんですけど。あの値段であのクオリティを、しかもわずか1分足らずで提供してくれるマシンのスペック、本当に羨ましいです。

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まとめ:改めて新人研修を受けるつもりで読んでみてはいかが?

読書慣れしてる人だったら普通に読んでも2、30分くらいで読了できそう、そのくらい文字数も多すぎず、かつ簡潔にまとめてあるので「本読んでる時間なんてないよ!」と思われてる方にもおすすめです。

たまにはゆっくり立ち止まって、自身の振り返りも兼ねて読んでみるのはいかがですか?

図解版もあるなんて、なんて優しい仕様なんだ!

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