富士フイルム「GFX50S II」を買ったのでファーストインプレッション!作例付きレビュー
まだ購入してから約1週間ほど。2、3回外に持ち出しただけですがこのカメラすごーく良い。なんならあのNikon Dfよりシャッター音が好きかも。
、と思わせてくれるこの黒い塊の様なボディ。見た目以上に軽くて握りやすくて軽快に取り回せるので案外オールドレンズの母艦として使うのもありなんじゃないか??と考えてみたり。。もちろん写りもこれまで使っていたフルフレームカメラのそれとは違う気がするし、個人の感想だけど時折ハッとする描写を見せてくれます。プラシーボもあると思うけどこのカメラ、もっとみんな使えばいいのにな〜と思います(無責任)。
それではGFX50S IIの「ここが好き」を、思いついた順に書いていきますね。あと後半に作例も少しのせてます。
持ちやすさ・操作のしやすさ
万人に当てはまるわけではないのですが、ワタシの手にぴったりおさまるグリップのおかげで重量は全く感じません!
バッテリー・SDカード込みで約900gと、Z8よりも少し重たいですが実際に両機をビックカメラで持ち比べしてみたけどGFX50S IIの方が軽く感じたし、両手でしっかりホールドした時の安心感は抜群でした。
それから巷で安っぽいと評価を受けている?ボディの質感も、個人的にはほどよいグリップ性能があってむしろ好き。触れていて心地よいです。ツルっともザラっともしすぎないし。Xシリーズの凸凹した素材の方が個人的には苦手なので。。
持ちやすさと相まって良いのがボタンとダイヤルの位置。必要最低限配置されてるだけなので見た目もスッキリしてるし、ワタシの用途(、、パチリ、、パチリ、、とゆっくり撮り歩く)においては十分すぎる数で大満足。
ちなみにカスタムボタンに割当てる機能、良く考えたらほぼピント拡大だけだった!宝の持ち腐れ!しかも複数ボタンに同じピント拡大割当ててる!
(ここだけの話、ピント拡大したときの像はすごーく解像度低いです。気になる方は実機で確かめた方が良いかも。)
シャッターフィールが良い
メカニカルシャッターが搭載されているんですが、手に伝わってくる振動がまさにフィルムカメラ。
ワタシが体感したことのあるカメラで例えるならNikon S2に似てるかなぁ、あれよりショックは少ないけど。それからシャッター音は(カッ っ チャッ)って感じで控えめ上品系。
電子シャッターは(ジッッ)ってなります。ライカ系かな?使ったことないから分かりませんが、YouTubeあたりで調べたところそんな感じなのかなぁと。
どちらにしろ、予想以上に使っていて気分が上がるカメラですねぇ。
写りはしっかり!
5,000万画素+ラージフォーマットセンサーというだけあってフルフレームカメラとは全然違いますね。
もちろん、その違いがワタシの写真で伝わるかどうかは不明ですが、少なくとも現像ソフトに取り込んだ時の印象は別物。
ワタシが思うラージフォーマットの魅力。それはボケ量というよりは、遠景で撮影した場合の「合焦した被写体の存在感」の表現にあると思っていて、それも感じることができると思っています。
こちらの被写体はいつも通っている森の木なのですが、今までフルフレーム+オールドレンズで撮影していたときと比べると明らかに写りが違ってるように思います(SNS用に縮小してるので分かりづらいと思いますが。。)。F2.8解放です。
ちなみに編集はCapture One Expressの富士フイルム専用のもの。無料で使えるのですがフィルムシミュレーションも使えてなかなか良いですよ。調べてもあまりレビューが出てこないので、少しずつ使って気づいた事をシェアしていこうと思います。
オールドレンズでもよく写る
あ、あとオールドレンズといえどGFX50S IIに装着すると開放でもけっこうパキパキだなぁ、という印象。純正レンズだともっとすごいことになりそう。本気で風景撮りに行く人にはピッタリかもしれませんね。
ワタシはしばらくはオールドレンズでいこうと思います。追加を検討してるのがMamiyaの210mmF4N。フルフレーム換算170mmくらいになるので、Nikonの80-200mmくらいの感覚で自然を切り取る用に使う予定。しかも安いときた。
ちなみにGFX50S IIと一緒に揃えたのがMamiyaのオールドレンズSEKOR C 80mm F2.8N。FOTONEさんにおすすめしてもらったレンズです。
フルフレーム換算64mmということでワタシ好みの画角で扱えます。しかも軽い!レンズ単体で236gしかありません。アダプター込みで420gくらい。
さらに「N」付きの方が少し新しいらしく、調べに調べてフリマアプリでゲット。状態も思いのほか良好でいい買い物できました〜。あとは現像の腕次第、といったところでしょうか?
それから最短撮影距離が70cmなのでテーブルフォトはかなりきついです。
オールドレンズの母艦として良いかも
35mmフォーマットモードという設定があって、今までフルフレームカメラで使っていたオールドレンズたちをそのままの画角で使えるんですよね、なにげに良い機能。
それってラージフォーマットでやる意味あるの?と言われればそこまでですが、個人的にはオールドレンズ母艦としてフルフレームカメラ感覚で運用するのも時には良いのかな、と思います。
たぶんフルフレームボディの時とはまた写りも変わるはずだし、なによりGFX50S IIの操作感に魅了されてしまってるので個人的には問題なし。家族と出かけるときに持ち歩くならちょうど良い。なによりお気に入りレンズai-s Nikkor 50mm f1.4が使えますしね。上の写真はNikkor S 5cm F1.4を装着してます。これもなかなか良い。
fpとはまた違ったオールドレンズ運用ができそうでこれから楽しみです。機材を減らしたつもりだけど、レンズが増えていくかも。。
バッテリーの持ちが良い
ワタシの使用環境ではRAWで200枚は撮れました。これなら予備もいらないかなぁ。今のところ純正バッテリーは新品で購入できるので、必要な時に導入しようと思います。
ちなみにGFX50SとGFX50Rの純正バッテリーはすでに廃番となっています。なので必然的にサードパーティー製を使う必要があるのですが、気分的にアレなのでGFX50S IIを選んだ理由にもなってます。
ついでにUSB充電(給電も)できるので、いざという時はモバイルバッテリーで運用すればいいかなぁ。
サブ液晶が便利
自分が所有してきたミラーレスカメラでは初のサブ液晶付き。ブラック液晶がボディにマッチしていて好みです。
もちろん機能としても気に入っていて、ひと目でカメラ設定を確認できる所がとても助かってます!
絞り、SS、ISOはだいたい把握してるのでそこまで必要ないのですが、それ以外(画像サイズやその他)の細かい設定たちを肩(サブ)液晶で確認できると、背面液晶には何も表示しなくて良いので気分が良いです。
ちなみに電源オフにしてても表示を確認できますし、点きっぱなしでもバッテリー消耗にはほとんど影響ないみたいです。
続いて残念な点について少し。。
4K動画は非対応
人によっては許せないかもしれませんね。。でもワタシはLUMIX S5を動画専用機として使っているのでまったく問題なし!動画機としてはつかいません。
ラージフォーマットで4K動画が必要な方は、富士フイルムだと100S系にいくしかありませんね。
あと気になるのはピント拡大したときの像の粗さですかねぇ。。今のところ拡大せずにピーキング強で対応できてるので気になりませんが、人によっては注意したほうが良いかもしれません。
GFX50S IIの作例
まだ雨と大雨と曇りの日しか使えてませんが、作例を貼っておきます。すべてGFX50S IIとSEKOR C 80mm F2.8Nの組み合わせです。
まとめ:とにかくかっこいい、買ってよかった
つらつらとファーストインプレッションを書きましたが、最終的な決め手はやはりかっこよさ。
なにげに低く平らなペンタ部のおかげか、他社のミラーレスよりもスマートに見える気がします。重いけど。
やはり使っていて気分が上がるカメラを使うことが常に持ち歩くモチベーションにも繋がりますし、その結果としてもっと写真を撮りたくなる。そんな良い循環が広がると嬉しいなぁと思います。
2023年は7月末までキャッシュバックキャンペーンをやってるので、気になる方は要チェック。
いきなり買うのはちょっと、、という方にはレンタルしてみるという手もありますね。
ワタシも純正レンズをGOOPASSで借りて使ってみようかな〜と思っています。あ、あとGFX50S II購入の決め手になった作例はFOTONEさんのブログとTwitter dさん のラージフォーマットの写真たち。お二人ともすごーくかっこいい写真を公開してくれているので、ぜひチェックしてみて下さい。
645レンズのアダプターはこれを使っています。
Mマウント用のアダプターはこちら(の一世代前のモデル)。
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