初心者パパの知多半島ウキフカセ釣り入門!第1回:「つり竿の選び方」
興味はあるけど、今までなんとなく手が出せなかった堤防の「ウキフカセ釣り」。
「今年こそクロダイを釣り上げて、家族にいいとこ見せてやりたい!」
そう密かにお考えのお父さんにこっそり読んでもらいたい、そんな「ウキフカセ釣り入門」を更新していこうと思います。
頑張って釣りの本格シーズンまでには書ききろうと思います!
そんな第1回目は「つり竿の選び方」です。
1:長さ
まず気になるのが竿の長さです。
通常、堤防でチヌ釣りをするときには5.3メートルの竿が基本になります。磯竿と名前が付いてる竿だと大抵はこの長さになっていると思います。
長さは非常に重要で、長さによっていろんな障害を克服できるんです。
たとえば釣り座(自分がいる場所のこと)の目の前にテトラポッドや岩などが大きく張り出している場合、短い竿だと仕掛けを引っ掛けやすくなります。
また、うまくサカナがかかったとしても糸が障害物に擦れてラインブレイク、なんてことになりやすいです!
長さでそれをカバーできます!
それと、竿が短いと糸を操りにくいという障害も出てきます。
フカセ釣りではウキと竿先が近ければ近いほど仕掛けを操りやすいです。
つまり、できるだけ竿先とウキの間の糸が一直線(最短距離)になっている状態に保つことが大切(これをラインメンディングといいます)。
しかし竿が短いと糸が風や潮の流れに煽られてその距離が離れてしまうので、特に風が強い日や高さのある堤防だと操作が難しいです。
なので竿の長さは長ければ長いほど、仕掛け全体を扱いやすくなるという点が挙げられます。
じゃあ6.3メートルとか7.2メートルといった、さらに長い竿だったらもっと使いやすいんじゃないの?
という声が聞こえてきそうですが、サカナ釣りには常に矛盾が付きまといます。
長ければ長いほど、一般的に竿は重くなるので持ってるだけで疲れます!
それにサカナがかかった際の合わせのタイミングも1テンポ遅れます、遅れないためにはより早く、強く合わせを入れないといけないのでこれも大変です。
野球のバットも83センチくらいがちょうどいいけど、飛距離を求めるならもう少し長いほうがいいし。
確率を求めるならもう少し短いバットを使う、みたいに機能と効果はトレードオフということですね。
竿も同じです。
硬さ
次に硬さです。
一般的に竿の硬さ(強度?)は号数表記が用いられています。
1号、1.2号、1.5号、2号、などなど。基本数字が大きくなるほど太く、強くなります。
なのでより大きいサカナがかかっても釣り上げやすくなるんですね。
ただし、ここでも矛盾は出てきます。
太くなる、ということは竿自体が重たくなります。
なので一日釣りをしていると小さな負担が積み重なって、大きな負担になってきます。
といっても一昔前と違い、竿の進化は目覚しいものがあります。カーボン製の竿だったらだいぶ軽くなっているのでそこまで気にする必要はないと思います。
昔はグラスロッドなんかもあって、5メートルの竿といえば本当に重たかったです。
ここで釣りの楽しみである「サカナの引きを楽しむ」にフォーカスしてみます。
特にクロダイは30センチを越えたあたりから明らかにほかのサカナよりもよく引きます!
その釣り味もクロダイ釣りの大きな楽しみですよね!
そこで竿が細ければ細いほど、竿がよく曲がり見た目も気持ちいです!
チヌ専用竿だと0.6号あたりからのラインナップがあるので、クロダイ専門で狙う人にはおすすめです。
しかし、そんな柔らかい竿にも弱点が。
柔らかいということで粘りが効かず、サカナが障害物に潜り込んでしまいやすいです。
なので柔らかい竿を使う場合は、できるだけ障害物が少ない釣り場で使うことをおすすめします。
とはいっても現在21世紀、技術は進化しています。柔らかくて粘りの効く釣竿もあるんです、値は張りますが、、。
そこも矛盾ですね。
じゃあ、硬い竿はクロダイ釣りに向いていないのか?という疑問もあります。
もちろんそんなことはなく、手返しを楽しむ、豪快にサカナを抜き上げる、といった楽しみもありますよ!
仕掛けのバランスにもよりますが、1.5号クラスの磯竿であれば30センチまでのクロダイならタモを使わずに上げることができます!
「抜き上げる」という表現が使われますが、まさに釣ってやった感を楽しめるので、ワタシはできる限り抜き上げ派です。
ただし!
先にも書きましたが仕掛けのバランスが悪かったり、抜き上げるタイミングやスピード、竿の角度、などなど気を付けないと大切な竿が折れてしまうので要注意、そのへんは自己責任でお願いします。
クロダイ釣りでいえば、25センチ以上からはタモを使うのが安心です。
それに針のかかりが甘い場合は、抜き上げる最中に針が外れてしまう、なんてこともあるので心配性のあなたは必ずタモを用意しておきましょう!
ガイドの種類
ガイドも重要な要素です。
ガイドというのは糸が通る穴のこと。磯竿にはだいたい10個くらいついています。
一般的にはガイドは外についているんですけど(外ガイド)、ガイドがついていない竿もあります。
それが「中通し竿」と呼ばれています(メーカーによって異なりますが、、)。
メリットは、外ガイドに比べて糸が絡みにくい点です。特に風が強い日や、夜釣りなんかで効果を発揮してくれますよ!
ただしデメリットも。中通しの名のとおり、糸は竿の内部を通るので、糸に抵抗がかかりやすく、軽い仕掛けだと飛ばすことが難しくなります。
ガイドのメンテナンスをしていれば滑りやすくなるのである程度は性能を発揮してくれますが、あまり初心者向きとはいえません、が気になるかかたはチャレンジしてみてもいいかも?
ちなみにワタシの愛用ロッドはシマノの「ボーダレス」というもの。
長さは4.2メートルと短いのですが、知多半島の堤防釣りならある程度の場所はカバーできます。
それにフカセ釣りだけでなくルアー釣り、投げ釣り、サビキ釣りと何にでも使えるのでかなりお気に入りです!
これ1本でなんでも釣れます。しかも軽い!
(これは常滑の鬼崎漁港で釣った30センチジャストのクロダイ)
硬さは1.5号相当と書いてあるので30センチのクロダイもギリギリ抜きあげることもできましたよー。
※シマノの釣り竿「ボーダレスBB 420M-T」が脱・初心者にオススメな理由!(&インプレ・クロダイその他魚種)
★
まとめ
ざっくりまとめです。
障害物が多く、大きなサカナが釣れる可能性がある場所ではできるだけ長く、硬い(粘りのある)竿。
一気に、力ずくでサカナを釣り上げるイメージです。テトラポッドなんかで釣りするときですね。
逆に障害物も少なく、かつサカナの引きを楽しみたいなーという場合は柔らかい竿を使うといいです。
そこに風の影響やライン操作のしやすさ、体力(竿が重いと疲れる)などを考慮して長さ・号数を決めるといいと思います。
おすすめはこのへん!
初心者で、とりあえず形だけは揃えたいなーという方におすすめ。
ちょっといい竿使ってみたいなー、という方にはこのへんを。
上をみるとキリがありません!
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
次は初心者パパの知多半島ウキフカセ釣り入門!第2回:「リールの選び方」へどうぞ!
▼初心者向け入門記事はこちらです!
・初心者パパのための知多半島サビキ釣り入門!全7回分の記事をまとめました!
・「初めてのクロダイ(チヌ)をウキフカセで釣りたい!」の記事:全8回をまとめました!
・もし自分が釣り初心者だったとして、堤防でウキフカセ釣りを始めるならこの組み合せにする!
・もしワタシが子供を近所(名古屋近郊)の川にサカナ釣りに連れて行くとしたら、こんな道具を揃える!
・【保存版】知多半島・南知多の初心者向け海釣り(&プチ観光)マップ!新舞子~豊浜・師崎周辺!
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