2015年夏。岐阜県加子母川上流・乙女渓谷でテンカラ釣り!イワナが釣れました!
先週末は、お盆休みということで奥様の実家からほど近い、飛騨川水系白川の上流。
さらにその奥の加子母川の、さらにもう少し山の中にある『乙女渓谷(おとめけいこく)』へテンカラ釣りに行ってきました!
毎年この時期には白川周辺は鮎釣り師が多いので、ワタシのような鮎釣りをやらない釣り人は山奥の方へと足をのばしてひっそりとサカナ釣りを楽しみます。
山奥ということで熊が怖いのですが、それでも綺麗なサカナを釣りたいので行ってしまうんですねー。
以下、そんな命がけ!のサカナ釣りの様子を写真でどうぞ。
白川の上流、乙女渓谷でイワナをねらう
中津川市加子母村というところにやってきました。
白川町内を流れる白川沿いの道をひたすら登っていくと、途中で加子母川に名前が変わるんですが、更に進んでいくと「乙女渓谷」への案内看板が出てきます。
なので迷わずに行けると思うんですが、不安な方は「乙女渓谷キャンプ場」を目指してもらえればOK。
国道257号線を曲がって山道に入っていくと、雰囲気ある道がつづきます。
「なめくじ祭り」というのがあるみたい。
いたるところにのぼりが立ってました。
気になる方は、こちらをどうぞ→「なめくじ祭り」(なんだか悲しい言い伝え)
どんどん進んでいくと、こんな標識が出現。
いよいよ乙女渓谷です。
熊の看板も、もれなく設置されています。
ほんと、気をつけましょう。
奥様の実家はここよりだいぶ下流の方なんですが、前日も町内の無線放送で熊出没情報のアナウンスがやってて。
「これ、やばいやつだよなー」と思いつつ、進んでいきます。
側道には小さな水門。
小さいサイズがなんだか心惹かれます。
真横からもパシャリ。
ようやくいつもの場所に到着。
川の渓相が去年と変わってました。
渓流は一年行かないと、雨などで形や流れが変わりますね。
写真右側の方には砂防ダムがあって、落ちたらヤバイです。
めちゃめちゃ高くて、そーっと写真を撮ってみました。
真似はしない方がいいです。
熊鈴は必須。
1個目。
モンベルの鈴。
これは音色がすごく上品で、自宅で風鈴として使っても良いかも。
この前行った喫茶店でも、店頭で偶然同じのが使われていました!
(blog→またまた可児市の「Coffee books mountain ニュー喫茶」へ行ってきました!)
2個目。
こちらは熊鈴らしい、オーソドックスなタイプ。
低音が響きます。
こちらはベストに装着。
「ガランガラン」鳴ります。
3個目。
こちらはネットに取り付けるタイプ。
柄の部分にベルクロでぴしゃっと装着。
意味あるかどうかは分かりませんが、無いよりマシだろうということで、いつも携帯しています。
こちらも音色は「カランガラン」タイプ。
そしてホイッスルも。
これ、やばいです。
街中で鳴らすと超迷惑!
~特殊構造により省力で驚くほどの大音量が出せるホイッスル。 実際に米国海軍特殊部隊や米国湾岸警備隊も使用するモデルです。 その音量はなんと120デシベル! 飛行機のエンジン音に相当。 陸上なら800m、水中でも15mまで音が届きます。 「聞こえる」「聞こえない」がいのちの境目になることもあります。 世界で一番大音量の笛が、貴方や愛する人を護ります。 本体サイズ: 約8×5×2.2cm 重量:22g~Amazonより
いつの間にか、Amazonでも買えるようになってました。
これがあるのと無いのとでは、安心感が全然違います。
ワタシ、山に入ると5分に一回くらいの間隔で鳴らしてます。
クマに人間の存在を知らせるためです。
サカナも逃げてしまいそうなくらいな大音量なのですが、やっぱりクマが怖いのでこちらは必須かと。
街中では防犯ブザーの代わりに使っても良いかも、ブザーよりおしゃれで電池切れの心配もありませんよー。
普通の笛じゃ満足できない、体育の先生にも良いかも。話のネタになりそう。
800メートル先の生徒にも指示できてしまいます。
あと、釣りの券もお忘れなく。
現場で監視員に不携帯を見つかると、倍の金額を支払わなければいけません。
1000円で一日遊べると思ったら、安いものですよー。
都会に行ったら駐車場代だけで1000円なんてすぐ超えてしまいます。
今朝の水温チェック。
肌寒いんですけど、水は意外と温かいです。
なんとなく、ご利益がありそうな木。
岩の上に生えてる?
入渓地点はだいぶ開けてます。
光もあたって水が綺麗です。
ちょっと奥の方に入るとエメラルドグリーン。
ほんとに綺麗です。
いかにも、な落ち込み。
こういうところに大きなサカナが潜んでることが多いです。
毛バリをうまいこと沈めて、流れに乗せたいところです。
夏場はやっぱりウェットゲータースタイル。
ワタシの愛用品は、モンベルのゲーターシリーズ。
この2つにこのタイツを合わせれば完璧→モンベル「アクアボディタイツ」
水に濡れてもすぐ乾くので、不快感はほぼありません。
ウェーダーを履くのは個人的にあまり好きではないので、ウェットゲーターで川に入れるシーズンしか、渓流釣りはやりません。
メリハリが大事。
あとストリームレッグガードをつけると、足回りの保護につながるので必須の装備です。
マムシに噛まれても、被害を最小限に抑えることができるので。
自分の身は自分で守る必要があります。
ワタシはこのレッグガード、野球のキャッチャーがつけるレガースみたいでお気に入りです。
ちなみにこんなやつです→「ミズノプロ:レガース」
イワナが登場!
だいぶ深いところまでやってきました。
そして今季、記念すべき1匹目のイワナです。
20センチくらいですけど、嬉しい1尾です。
イワナって、真上から見ると背中の模様がヘビみたい。
釣り上げたあと、アマゴはバシャバシ跳ねるんですけど、イワナは違って。
クネクネ体をねじりながら蛇行して逃げようとします。その姿がちょっと不気味。
実は日本各地にイワナにまつわるいろんな怪談話が残っていて、その代表的なのがこちら→「イワナの怪」という話。
ワタシ、これを「日本昔ばなし」で見たことがあって、子供ながらにとても怖かった思い出があって。
それ以来、山でイワナが釣れると嬉しいんですけどちょっと背中がゾクッとする、そんな感覚に襲われます。
サカナというより爬虫類っぽい。
大きいサイズになると、コウモリやねずみも食べてるみたいです。
でも、なんだかんだでやっぱり釣れると嬉しい!
お待ちかねのコーヒータイム!
そして、ようやくコーヒータイム。
サカナが釣れるまではゆっくり写真撮ったり、コーヒー淹れたりする余裕はあんまりなくて。
ようやく1匹釣れたので一安心、コーヒータイムとなります。
今回は川の水をそのまま頂いて、お湯を沸かします。
ほんとに綺麗。
折りたたんで持ち運びできる、ユニフレームのコーヒバネットが便利。
釣りの装備はできるだけ少なく、軽くが基本です。
はい、完成。
しばらく休憩です。
光が射してくると、川の水がさらに透き通ります。
抜け殻も。
こんな虫を食べて、川のサカナは大きくなるんですねー。
一番綺麗だった場所。
パッと見、水がまったくなさそうに見えるんですけど。
よく見ると水が張ってます。
綺麗すぎてやばいです。
ここに来れただけでも、乙女渓谷にきた甲斐があります。
ちなみにこの場所、さっき釣れたのより少し大きいイワナが一匹いたんですけど。
毛バリを目の前に流したけど、もちろん釣れませんでした。
見えてるサカナはなかなか釣れません。
魚止めの堰堤にたどり着き、門限を考えるとここで引き返さないといけません。
まだまだ進みたいんですけど、楽しみはまた来年に持ち越しです。
いい感じの流木があったので、毛ばりの撮影に。
海の流木とは違って、山のそれはまたひと味違った風格があるような。
今回は毛バリをたくさん枝に引っ掛けてしまい、ずいぶんと消耗してしまいました。
またオフシーズンには作り貯めしなければ。
★
こんな感じで、今回はイワナ1匹しか釣れませんでしたが、十分すぎるくらい楽しむことができました。
海と違って川で釣る1匹は、なんだか嬉しさ10倍。
9月いっぱいで渓流は再び禁漁期間に入ります。
ワタシはこれが今季の渓流納めとなりそうですが。
まだの皆様はクマに気をつけて、納得いくまで楽しまれてみてはいかがでしょうか。
悔いのないように!
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