GFXでフルサイズ用レンズを使う/FUJIFILM GFX50S II・Minolta MC ROKKOR PG 58mm F1.2【作例】
せっかくラージフォーマットセンサーのカメラを使っているから、フィルム時代の中判レンズを揃えていきたい思いはあります。
そうはいってもなかなか状態の良いものを探すのは難しいので(特にネット上だと)時間をかけて地道に集めていく必要があるのですが、そういえば手持ちのフルサイズ用レンズを使ったらどうなるんだろう?と思ってあれこれ調べると、どうやらケラれないレンズもあるみたいですね、特にミノルタ系。
で、ちょうどミノルタといえばMC ROKKOR PG 58mm F1.2というレンズを持っているのでGFXに装着してみると見事にケラれる(本当は使う前から知ってました。。)んですよね。
まぁ、でもトリミングすればいいかーと軽い気持ちで使ってみたら、これがなかなか良い!そんな気づきのあった朝散歩の様子をどうぞー。
GFX50S II × Minolta MC ROKKOR 58/1.2
このレンズ、フルサイズのSIGMA fpと一緒によく使っているんですけど勝手にフィルムっぽい描写にしてくれるところが気に入っています。
特に絞り開放(F1.2)で撮るとフワッとベールが1枚かかったような写りをするけど芯は残ってる、そんな印象。暗い場所でも光を優しく集めてくれる感じもするんですよね。
それにたしかワタシが所有している個体は初期型みたいで、金属ボディの質感が最高です。ヘリコイドの状態もヌルヌル動いて最高です。
ただこのレンズをGFXで使うとケラれます!明らかに四隅が黒くなるのでトリミングは必須。それでちょうど58mmくらいの画角になるかもしれませんね。ワタシはあまり気にしないのでバッサリいきます。
ではここから今朝のカメラ散歩の様子。枚数は少ないけれどこのレンズの特徴を表すカットになってるんじゃないかなぁと思います。
ちょうど林の奥から朝日がうっすら入ってくる時間帯。
フードをつけていないとフレアが結構入ってきますが、これはこれでアリだと思ってます。
ボケの形も一般的にはそんなに綺麗な方ではないかもしれませんが、水面の優しい揺らぎのような、トロっと滑らかな質感が出てくるのがとても好きです。
光とレンズの角度によってはこんな感じのフレア。虹色ですね。好き嫌いが分かれそうですが、ワタシ的には最高です。
ちょっと離れるとピントがどこに合ってるか分かりづらい。。でも自分が撮影した時に「どこに合わせていたか?」が思い出せればそれで良いと思う。
好き嫌いが分かれそうな描写ですが、皆さんはいかがですか?
同じミノルタレンズでもAUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4だとケラれないみたいですね。ネット上の作例を見る限り描写は似たような印象ですがF1.2にロマンを感じる方は迷わずMC ROKKOR PG 58mm F1.2でしょうか。
そんなこんなで今朝も娘が早起きしそうな雰囲気だったので7時前には帰宅。GFXをオールドレンズの母艦として使うのも何だか楽しいです。
ケラれないと噂のレンズはこちら▼意外とAmazonの中古も良いレンズが転がってることありますよね。
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