今、敢えてオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」を導入した理由

ここのところ、カメラ業界では様々な話題が駆け巡ってますね。魅力的な商品の登場だったり、カメラそのものの存在意義が問われているかの様な話題だったり。そんな状況において、ネットという媒体を自由に行き来できる環境にあると嫌でも色んな情報が頭に飛び込んできます。

ワタシはと言いますと、ここ1年くらい様々なカメラに目移りしてしまい困ってます。直近ではSONYのZV-1にRX100M7、PanasonicのLUMIX G100。そして極めつけは今も未練たらたらのSIGMA fp(月に1回は欲しくなる!)。

そんなカメラ禍の最中にあるワタシですが、さすがにこの年になると「欲しい→即購入」の衝動を少しは抑制できるようになり(ECサイトアプリをスマホからすべて削除した効果が大きい!)、改めてそのカメラで何がしたいのか?手持ちのカメラじゃ実現できないモノがあるのか?そもそもなんでカメラを使っているのか?という問答体制に入る事に。そしてある時閃いたのです。「そうだ、これ買おう」、と。

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オリンパスの格安パンケーキズームレンズを導入

12-42㎜3.5-5.6オリンパス

まず結論から。新たに買い足したものはカメラではなくレンズ。しかもエントリークラスカメラにキットレンズとして付いてくる、ある意味廉価版です。

レンズの名称は「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」。3倍ズームレンズでありながら抜群の携帯性を誇る世界最薄電動式パンケーキズームレンズです(沈胴時の厚さ。ミラーレスカメラ用標準3倍ズームレンズにおいて。2014年1月29日現在、オリンパス調べ)。

オリンパスのパンケーキズームレンズ

これ、本当に小さくて重さが100g切ってます。しかも厚みは2.25㎝。さすがにコンデジと比較すると分が悪いですが、E-M5 Mark2と合わせれば超コンパクトシステムの出来上がりです。上着のポケットなら余裕で収納可能。ついでにマイクロフォーサーズセンサーなので1インチセンサーよりも少し大きく何かとメリットが多いのもありがたい(センサーサイズがすべてではないけど、、)。

これなら常にカバンに入れてても痛くもかゆくもないし、シャッターチャンスを逃す確率も低くなるので写真上達の近道にもなりますね。やっぱりカメラは持ち歩くことが基本かと。この組み合わせだと545gなので、ペットボトル1本分だと思えば問題なし。逆にほどよい重量感が写真撮ってる感を感じることができて個人的には好きです。ファインダーもありますしね。ただ、念のため繰り返しますがコンデジと比べるとやはり分が悪いです。ちなみにパナソニックのVlogカメラ「LUMIX G100」は12-32mmレンズ付きで412gとかなり軽いですが、質感や値段も考慮するとやっぱりオリンパスがいいなぁ。

カメラで何をしたいのか?

そもそもワタシはカメラを使って何をしたいのか?を考える必要があります。

まず静止画の使い道は基本的にブログの素材として。それから家族や日常写真をじいじ、ばあばと共有するといった感じ。で、最近ではYouTube用の動画素材が必要なため、出先でムービー機能を使うことが増えています。といってもメイン動画は室内撮りがほとんどなので、本命カメラは少し重ためのミラーレス。持ち出すことはほとんどありません。

というわけで出先では「ちょっとした記録(静止画・動画ともに)」がメイン用途。つまりそこそこの性能で、どちらかというと機動性重視ということになりますね。

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZがあるじゃないか

以上を踏まえて、ワタシの用途には「E-M5 Mark2」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」の組み合わせが最適だという解が導き出されたのです。実際この1,2か月使ってみて、やはりこのコンパクトさがたまりません!カメラの質感もあってか「小さい」という以外にチープさも感じません。

もちろん大きな一眼レフやフルサイズミラーレスの方が撮影の幅も広がると思います。でも逆にコンパクトだからこそ撮れる画があるのもまた事実。つまりどんなカメラが自分に必要なのか?という問いの前に「どんな使い方をしたいのか?」を知ることが先なんだなあと思います。これって釣り道具と同じですね。近所の小川でギンブナを釣るのにステラは必要ないし、船でワラサを釣るのに極翔の1号は使いません。

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ×E-M5 Mark2の作例

ひとまずこの組み合わせで撮影した写真をご覧くださいませ。すべてjpeg撮って出しです。

この組合せの好きなところ

ほどよいレトロ感

オリンパスのフィルム時代から受け継がれているというペンタプリズム部分(ロゴの入ったピラミッド部分)が個人的には好み。PENシリーズ等これが廃止されているモデルもありますが、やっぱりあると良いなぁ。ファインダー部分に続くカクカクした導線も真横から見ると美しいです。さらにそれを俯瞰で見ると、わずかにファインダー側に向けて細くなっているのもたまりません(わかりにくい)。

質感、重量感

ひとつ前のモデルになりますが、最新のMARK3よりも筐体の作りがしっかりしているように思えます。MARK2のボディ材質はマグネシウム合金なのに対し、MARK3はエンジニアリングプラスチックというプラスチック感が満載でちょっと残念、。2の方が持った感じもずっしりと、ほどよく重く「カメラを使ってます!」感を味わうことができるような気がします。

軍艦部分も必要最低限のボタンやダイヤルが配置されているのみ。ついでにダイヤルは「オリンパスといえば」のローレット加工が施されていて指触りも最高です。冗談じゃなくて、これで爪を研ぐこともますよ!

コンパクトさ

レンズと合わせて545gなので、最新機種や他社のコンデジと比べると少し重たいです。ただこの差ってほとんど感じることは少ないと思います。仮にカバンに入れたペットボトルに500mlの水が入っていたとして、それを途中で100mlくらい飲むとするじゃないですか。で、その後の重量差って感じますか?個人的にはカバンが軽くなった!ラッキー!とはあまり実感できないです。さすがにストラップで首にかけて一日中歩き回るとなると軽いモデルと比較して大きな差を感じますが、カバンに入れて持ち歩くなら全く気にならないレベルだと思います。決して大きくはないワタシの手のひらにもすっぽり収まるサイズ感が最高です。

それからズームレンズといえば基本的には大きいですよね。ワタシも以前オリンパスの12-40㎜f2.8というレンズを使っていたので分かるのですが、レンズの重さよりも長さの方が持ち運びには影響してくると思います。コンデジならポケットやカバンにスッと入れることができるけど、レンズの長さが60㎜レベルになってくるとかなりスペースをとってしまい機動力が損なわれます(同じ重量ならテトラポッド型のお菓子のパッケージよりもポッキーの箱の方がバッグに入れやすいですよね?)。

その点、この14-42mmだと厚みは22.5㎜。超コンパクトだけどフルサイズ換算で28㎜-84㎜の焦点距離をカバーすることが可能です。もちろんf値は3.5スタートということで室内や暗所では不利になりますが(感度調整で何とかやりくりする)、屋外で使う分にはほとんど気になりません。むしろ外ではNDフィルターを使うことが多いので、レンズの明るさはそこまで気にしません。背景をぼかしたい時はf値を大きくしてても望遠側で撮ればそれっぽくすることもできますし。電源ON-OFF時に「ウイーン」と伸縮する姿も案外嫌いじゃないことにも気づきました。

手ぶれ補正が超強力

やはりオリンパスといえばこれ。ビビるくらいにブレにくいです。静止画なら絞り優先ISOオートにしておけばまずブレないので安心感が違います。動画でも歩きながらの撮影でもブレはあまり気になりません。むしろアクションカメラくらいの感覚で補正されてるのかなという印象。画角はその分クロップされるけど、まあこれはほとんどのカメラが同じなので割り切ってます。

レンズがプラだけど金属に見える

これは嬉しい誤算でした。もともと注文するまではレンズボディが金属製だと思っていたんです。で、手元に届く前にプラスチック製だということを知ってちょっとショックだったんです。だってカメラ本体がマグネシウム合金なのに、レンズがプラスチックだったら微妙ですよね、、。

ただ実際手に取ってみると、見た目はまるで金属製。ズームリングも金属が加工されたかのようなローレット模様でぱっと見では分かりませんでした。これなら違和感ありません!ちなみにこの値段なのにマウント部は金属製。そこに一番驚きました!

ファインダーの存在

ファインダーをのぞくと少しだけカメラ上級者に近づけるような気がします。コンデジでもファインダー付モデルもありますが、ピョコンと飛び出すタイプの場合が多いのでやはりこの手のタイプがワタシは好きです。元々はニコンのNikon1を使っていたのですが、まぶしい屋外だとファインダー無しはきついときがあるんですよね、、。デメリットとしては少し嵩張ることくらいなので個人的にはそこまで気になりません。

人と被りにくい

オリンパスって使ってる人が少ないんですよね。単純にそれが理由の筆頭だと思ってますが、たぶんそうだと思います。ただカメラの売れ筋ランキングでは格安エントリーモデルのE-m10M3レンズキットが上位にランクインしてるので、もしかしたら数的には多いのかも??と思ったりもします。

ただやはりカメラを買ってから次のステップに移りたい人は単焦点レンズを買う可能性が高く、14-42mmのようなキットレンズは中古市場に流れていくのでしょう、、。言い換えれば安く状態のいい中古品を見つけやすいという事にもなりますね。

レンズ交換できる

コンデジと違い、立派なレンズ交換式ミラーレス一眼カメラです。もちろんキットレンズで対応できない撮影があるときにはレンズ交換が可能。オリンパスなら単焦点・ズームともにすごーく品質の高いPROレンズがそろっているので、ハイレゾショットと併用すればそのへんのフルサイズ機と見紛う写真が撮れます。スマホで鑑賞する分にはたぶん見分けがつく人はまれだと思う。

バリアングル液晶

これもかなりありがたいです。というかむしろ今まで使ってきたカメラでNikon1以外の機種はすべてバリアングルだったので、本音はそこまで意識してませんでした。ただソニーのフルサイズミラーレスはチルト液晶らしく、「バリアングルにして!」という声が多いみたいなので、親元離れてありがたみを知る感覚の、今日この頃。特に動画撮影時には強力にサポートしてくれてる感が満載です。

動画・静止画切り替えがワンタッチで

できます。

これはつまるところFn(ファンクション)ボタンが豊富に揃っているから。レバーも合わせると6個ついてるのでワタシの使い方で困ることは皆無に近いです。さらにレンズにFnボタンがついてると計7個!静止画ばかり撮ってた頃は恩恵は受けてなかったのですが、動画機能も使うようになってからはフル活用させてもらってます。むしろ動画を適切に撮る設定を学んでから、それが静止画に生かされるようになった感があります。それまでは99%絞り優先でしか撮影してなかったので、、。

話がそれました。続きます。

NDフィルター装着可能

コンデジだとNDフィルターを付けにくいですよね。ZV-1も純正フィルターアダプターがなさそうだった点(サードパーティー製ならある?)が見送った要因の一つでした。今はあるのかな?14-42mmならフィルター系は小さいけど可変NDフィルターを装着できるので動画撮影にも困りません。シャッタースピードの調節も自由自在です。

ちょっと惜しい点

重たい

なんだかんだで545gあるのでコンデジと比べると重たいです。ちなみにSONYのZV-1は294g、PanasonicのG100は12-32mmキットレンズ込で412gらしい。まあ、重さも質感を感じる一つの要素になると思うので、このくらいの差なら個人的には気になりません。むしろ安定感があり手振れを抑えやすいのでかえって好都合。軽すぎるのは少し苦手です。

4Kが撮れない

これも使う人によるのかな。ワタシは屋外撮影の場合FHDで撮るので気にしません。レシピ動画を撮るときはE-M1M2を使うので4Kはそちらに任せてます。それにピクチャーモードのFlatを使えば色味を抑えた記録ができるので、あとで色補正しやすいです。あくまで簡易的な処置になりますが、これからV-logはじめようかな~という方にとっては必要十分だと思います。

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まとめ

そもそもマイクロフォーサーズ規格がなくなるんじゃない?という心配はあるけど、サブカメラとしてはかなり優秀だと思うので個人的にはぜひ残してほしいです。むしろワタシはメイン機として使ってるけど、、。もしマイクロフォーサーズ規格が終了したら潔くSIGMA fpに乗り換えますが、まだカスタマーサポートも継続されるみたいなので当面は安心できそうです。譲渡先のJIPにも期待しています。それに新レンズ投入のロードマップも公開されていて、年内にはやっと例の超望遠が発売されるとのこと。個人的にはPROレンズの8-25㎜が気になります。

トータルでみると「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」と「E-M5Mark2」のコンビは携帯性・機動力・拡張性、そしてもちろん見た目もワタシの要求を満たしてくれる最高の組み合わせだと思います。価格も中古でそろえれば5万円くらいだし、なんなら12-40mmPROレンズのキットでも10万円ちょっとで購入できるのでこれからカメラを買う方にお勧めできます。本気で撮影する時用に12-40mmPROレンズのキットを新品で買って、機動力を重視したいとき専用に「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」を中古で買っておくのが一番いいかも。

同じくマイクロフォーサーズ規格を頑張ってるPanasonicも「G100」というV-log向けカメラを投入しましたが、よくよく見ると今回ご紹介した組み合わせと基本的な部分は似てるんじゃないかな?だったらオリンパスがさらにぶち抜いた機能を搭載して、かつコンパクトなカメラを作ればまだまだいけそうな気がします。

パンケーキズームレンズはPROレンズ仕様にグレードアップさせて、見た目はPEN-F風にしてほしい、、。

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